青森県の原子力施設を視察しました 3

  • 2012
    08/16

8月8~10日まで、青森県の原子力施設を視察しました。
行程として・・・
日本原燃株式会社
東北電力 東通原子力発電所
リサイクル燃料貯蔵株式会社
J-POWER 大間原子力発電所工事現場
あさこハウス
の5つの視察を行いました。

今回は、リサイクル燃料貯蔵株式会社についてのご報告を致します。

リサイクル燃料貯蔵株式会社(リサイクルねんりょうちょぞう、RFS)とは、青森県むつ市にあるリサイクル燃料の貯蔵を目的として設立された会社です。

北海道に隣接している六カ所、東通、むつ、大間。下北半島のこれらの町は、日本の原発政策の最重要拠点として知られた地域ですが、このたび、党の新たな原発政策の発表にあたり、一通り見ておくことが必要と判断し道議会公明党の政策審議会として視察してまいりました。
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今の大きな世論である『原発を全廃』しても、もはや目の前にうずたかく積み上げられている使用済み核燃料や放射性廃棄物をどのように処理・処分するかという難問はなにも提案や解決を見ることもなく残ったままです。
特に、最終処分場のないままでの原発推進政策がトイレのない超高級マンションと揶揄されてきたように、高レベル放射性廃棄物をどうするかの問題は、原発の廃止・推進にかかわらず、そろそろ結論を出すべき時に近づいている印象です。

その中で「リサイクル燃料貯蔵株式会社」は、原子力発電所から発生する使用済燃料からまだ使えるウランやプルトニウムを取り出し、原子力発電所で燃料として再利用する原子燃料サイクルの確立を基本方針とされています。
日本で初めて、原子力発電所の敷地外にリサイクル燃料を中間貯蔵する会社として、平成17年11月21日、青森県むつ市に設立され、平成22年8月31日に工事が開始されました。
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法により、原子力発電所から発生する使用済燃料を発電所構外に貯蔵することは不可能だったそうですが、核燃料サイクルの遅れとともに、原子力発電所構内における使用済燃料の貯蔵が逼迫することが懸念されてゆきます。
このため、原子力委員会は「当面の核燃料サイクルの具体的な施策について」、2010年を目途に原子力発電所構外に使用済燃料を貯蔵する中間施設を建設することを検討することが考えられはじめました。
これらを受け、1999年6月に原子炉等規制法が改正され、原子力発電所構外に使用済燃料を貯蔵することが可能となり、2000年12月東京電力がむつ市において「リサイクル燃料貯蔵センター」の立地に関する技術調査が開始されました。
2003年6月、当時のむつ市長であった杉山粛市長は「リサイクル燃料備蓄センター」の誘致を表明し、翌7月に事業者に対して要請を実施したのです。しかし、ここでも自治体の誘致です。「むつ市は結構な都市でしたが、わざわざ原子力設備を誘致しなくてはならないことでもあったのでしょうか」という感想を持ちます。

2005年に青森県とむつ市は建設を了承し、事業者である東京電力、日本原子力発電との間で「使用済燃料中間貯蔵施設に関する協定書」を結びました。

会社名   リサイクル燃料貯蔵株式会社
Recyclable – Fuel Storage Company(略称:RFS)
所在地     〒035-0022 青森県むつ市大字関根字水川目596番地1
設立     平成17年11月21日
資本金     30億円
株主     東京電力株式会社(80%) 日本原子力発電株式会社(20%)
従業員     49名
役員
取締役社長   :久保 誠(くぼ まこと)
常務取締役   :山崎 克男(やまざき かつお)
取 締 役   :中村 伸一(なかむら しんいち)
取締役(非常勤):石崎 芳行(いしざき よしゆき)
取締役(非常勤):番  隆弘(ばん たかひろ)
監 査 役   :加賀谷 健(かがや けん)
監査役(非常勤):荒木 豊(あらき ゆたか)
監査役(非常勤):谷口 和史(たにぐち かずふみ)

事業目的     東京電力(株)ならびに日本原子力発電(株)の原子力発電所から発生する使用済燃料の貯蔵・管理および、これに付帯関連する事業

なによりも、工事中ということで中間貯蔵は始まっておりませんでしたが、この会社は『東京電力(日本原子力発電株式会社も)』の使用済み高レベル廃棄物を『むつ市にて(中間)貯蔵するのです』。
重ねますが、東京電力が出す廃棄物をなぜ青森にという正直な感想を持ちました。