道外調査に行ってまいりました

  • 2011
    12/23

12月13日から4日間にわたり、道外調査に行ってまいりました。
私の所属する農政委員会の調査となります。
農政委員と道庁職員(農政課・議事課)で行ってまいりました。

初日は、有機農業に取り組む綾町を視察。出発の朝は、岩見沢で100cmを越える雪という記事が書かれた新聞を持って飛行機に乗り込みましたが、宮崎空港の気温は16度。改めて南北に長い日本の距離感を思い知らされました。

最初は宮崎県の綾町(あやまち)。
有機農業の取り組みを伺う。
写真は直売所である「綾てづくりほんものセンター」
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翌日は鹿児島で、HASCCP対応の食肉加工処理を行っている「南九州畜産興業株式会社(通称:ナンチク)を視察させていただきました。その後、新幹線で鹿児島中央駅から博多駅まで移動しました。
ナンチクは、HASCCP対応の食肉加工処理工場という、かなりの水準をもつ工場でした。現在は豚処理工場で一日2,200頭、牛処理向上で一日120頭の処理を行っているということです。
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九州新幹線は、あの東日本大震災の翌日に開業した、九州の皆さんの悲願でした。3分にもわたる新幹線開業のCMをご存知でしょうか?残念ながら東日本大震災の発災で数日しか流れなかったらしいですが、九州の皆さんの喜びがわかるCMでした。北海道も新幹線!頑張ります。
というわけで、鹿児島中央から博多まで九州新幹線を全区間乗せていただくことができました。他の議員はお疲れで、移動中休まれる方が多いなかで、自称こっそり鉄オタ(鉄道オタク)の私は、感動で休みどころではありませんでした。

3日目は佐賀県三瀬村のやさい直売所「マッちゃん」と長崎県諫早市の「諫早干拓事業」を視察させていただきました。。
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社長の合瀬マツヨさんは写真のようにチャーミングな方でした。しかし、燃え上がるエネルギーがひしひしと伝わる方でした。やさい直売所「マッちゃん」は、年間30万人のお客さんが来場し、年間7億円を売り上げる直売所として、全国的にも有名で、多くの視察者も訪れるといわれます。

つぎに、長崎県の諫早湾干拓事業を視察させていただきました。
この事業といえば、「あのセンセーショナルなギロチンが次々に落ちていく光景でおぼえていらっしゃる方も多い」と思います。
当時は、私もあの刺激的な映像ばかり目にし、「なんてとんでもないことを」と思ったものですが、県の説明員の方いわく「きわめて不本意」だったそうです。
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この地方は、有明海からの潮流の影響を受け、ガタ土(ヘドロ状の微粒子)が年間5~6㎝堆積し続け、干潟が年間10㎝沖合に伸びており、約600年前から干潟→干拓→干潟→干拓を繰り返し、約3,500haの干拓地が造成さた歴史を持っていること。
そして近年では集中豪雨が発生しやすく、有明海からの潮流被害や大水害に悩まされ、結果諫早湾干拓事業を計画したのだそうです。あの海苔も被害が出るといわれておりましたが、まったく被害なく、しかも農地面積も大きなものが用意でき、干拓された農地で野菜を作付けされているそうです。

このたびの農政委員会の視察は、とてもこのブログですべてお知らせできるものではなく、少々時間をかけてでもまとめようと考えております。端的に述べれば、北海道は今、新幹線の札幌延伸問題が大きな課題となっているところです。
一方、九州新幹線は、縦断する鹿児島までが開通し、鉄道だけでなく、自動車での移動、つまりは高速道路網の整備についても大きな差があるように見せ付けられました。
そのうえで、干拓事業・畜産振興策等、もちろんさまざまな歴史や気候の違いなどを考え合わせて簡単に比較するべきものではないかもしれませんが、「小さくない政策の違い」を目にして、道議会としてもまだまだしっかり頑張らねばならないと痛感していました。